今週の主なニュース: 「国民投票で反対投票を入れる」動き広まる 軍政も賛成票動員を図る

軍政は「今年5月に憲法承認を問う国民投票を行う」と発表し、国民投票手続きにつ
いての法律を施行した。この法律は、国民投票に異論を述べた者は投獄、僧侶の投票
は禁止するなどと定める。国民投票に反対する住民のリスト化や、国民投票の必要性
についての疑問を口にした人の逮捕が始まった。憲法草案は公開されていない〔国民
投票や憲法の問題点の詳細についてはバックナンバーを参照。〕

国内で活動する民主化団体「88世代学生」グループは14日に声明を発表し、国民投
票で反対票を入れるよう国民に呼びかけた。反対票を入れようとの動きがビルマ各地
に広まっている(20日付イラワディ誌)。

軍政当局は国民投票で賛成票を入れるよう公務員に指示したり住民を脅したりしてい
る(17日付イラワディ誌、19日付シャン・ヘラルド・ニュースほか)